安全・品質管理

安全への取り組み

─ ヤマトサービスの施工基準 ─

より安全な施工環境を提供するために、
厚生労働省推奨「くさび緊結式足場の組立て及び使用に関する技術基準」に即し、
部位別に48項目の独自の施工基準を設けています。

※項目名をクリックすると、詳細を確認できます。

控え
  • 1.控えは2スパンに1本取り付ける。

  • 2.支柱のジョイント部には、浮き防止のために 「ロックピン」を入れる。

開口
  • 3.開口部の補強をする。(開口部の両脇に逆ハの字で筋交いを入れる)

  • 4.根がらみは、踏板高に取り付ける。

  • 5.平屋は、根がらみと踏板を外し、 両側にストッパーを取り付ける。

  • 6.開口が広い場合には、染枠等で開口する。

足回り
  • 7.ジャッキを建てるときは、平らになるまでしっかりと整地をする。

  • 8.踏板のロックを確実にし、踏板の入らない場合には、木板(釘打ち)等で対応する。

  • 9.土間等は、ラバーベースかルーフベースで 養生する。両側にストッパーを取り付ける。

  • 10.ジャッキが半乗りになる場合には、台木等、もしくはアウトリガーで補強する。

  • 11.マス等がある場合には、ジャッキを 乗せないようにする。

  • 12.根がらみはできるだけ低くする。

筋交い
  • 13.筋交いは1スパンに1本取り付ける。

  • 14.筋交いは、一番下のコマから落下防止手摺の位置まで取り付ける。

  • 15.センター踏板等の場合は、パイプで大筋交いを取り付ける。

階段
  • 16.階段枠にも根がらみを入れ、作業床位置にも手摺を入れる。

  • 17.メッシュを張り易くするために、支柱の高さを揃える。

  • 18.上り口は補助ステップ等を取り付ける。

  • 19.階段の内側にも手摺を取り付ける。

  • 20.踊り場は確実に設け、作業床間の隙間を無くすため、250mmの踏板を入れる。

  • 21.最上段踊り場は、軒の出に合わせ300mm以内にする。(ブラケット・サイドアダプター)

  • 22.最上段の踊り場から屋根へ渡る部分には、手摺を取り付ける。(ブラケット等)

  • 23.階段部には中桟を入れる。

  • 24.階段から足場へ入る部分は、隙間を無くすために、250mmの踏板を2枚敷きにする。

階段(1段目)
  • 25.躯体とのはなれが300mm以上になる場合には、内手摺を入れる。

  • 26.圧縮ジャッキは、2スパンに1本取り付ける。

  • 27.圧縮ジャッキは、2層目作業床の下に取り付ける。(クランプ止め等)

階段(2段目)
  • 28.躯体とのはなれが300mm以上になる場合には、ブラケット・サイドアダプターで対応する。

張ね出し
  • 29.張ね出しの位置は、歩行者やトラックに危険の無い位置に取り付ける。

  • 30.張ね出しが400mm以上の場合には作業床を入れる。

隙間
  • 31.作業床の隙間は、最大で30mm以内とする。

  • 32.入り隅の場合には、2506×2、または4006×2で対応する。

  • 33.セミダブルになる場合にも、作業床の隙間は30mm以内とする。

  • 34.角で150mm/200mmの手摺を使用する場合、250mmの踏板を2枚敷きにする。

バルコニー
  • 35.バルコニー部分には内手摺を入れる。

  • 36.バルコニー下部の作業性を考慮し、作業床を入れる。

出窓
  • 37.出窓部分は細かく割付をし、垂れ幕等で危険表示をする。

下屋
  • 38.下屋の取り合いは2本以上で補強する。

  • 39.下屋にも筋交いを入れる。

  • 40.取り合いが2100mmを超える場合には、平屋にも火打ちを取り付ける。

  • 41.巻きしろを確保するために、根がらみ材を使用する。

  • 42.下屋は必ず落下防止手摺を上げ、確実に繋げる。

段差
  • 43.2コマ以上の段差が生じる場合には、段差ステップを取り付ける。

  • 44.作業床に段差が生じる場合には、踏板1枚に対して、手摺1本とする。

火打ち
  • 45.火打ちは、水平45度で1800mm以上となるように取り付ける。(手摺可)

  • 46.妻の場合には、2コマ段差までを良しとする。

その他
  • 47.ハンマー・ラチェットに落下防止処置(セイフティーコード)を取り付ける。

  • 48.KYK・第3者立入禁止処置を行う。(カラーコーン/立入禁止/施工看板表示)

安全パトロール励行

日々進捗する現場に対して、当社では「施工基準」「現場マナー」「安全確認」等のチェック項目を制定し、安全専任者2名によるパトロールを毎日行っています。またこの現場パトロールでは、気象情報の事前確認はもちろん、台風・強風など天候の崩れ等に起因する建築現場の変化をリアルタイムに確認・情報共有。メッシュシート対策等にも迅速に対応しています。

社内安全大会の実施

期毎に行う社内安全大会に加え、月に2回安全教育センター様を招いて、現場担当者への安全教育を実施。スタッフ一人ひとりの安全意識の向上と現場でのより高い品質維持に努めています。

外国人実習生の受入

グローバルな企業経営のビジョンを目指し、現在ヤマトでは中国人実習生をスタッフとして迎え、業務を通して彼らのスキルアップに貢献しています。

4S運動・活動

整理【Seiri】・整頓【Seiton】・清掃【Seisou】・清潔【Seiketu】

労働災害の原因のほとんどがムダ、ムラ、ムリと思われる動作によって引き起こされています。災害の多い職場は、日常管理が不十分であると言われるのはこのためです。ムダ、ムラ、ムリを無くすことにより、ケガや災害がなく、質の高い仕事を生みだす。安全できれいな職場を確保するために4S活動を行っています。職場の仕事に、必要なものだけが置かれ、必要なものがいつも同じ場所にあり、必要なものが汚れのない状態であり、いつ見ても職場がその状態であって作業者の身体や服装がきれいな状態にあるようにします。職場を単にきれいにするという表面的なことでは無く、職場の安全と作業者の健康を守り、そして生産性を向上させる教育プログラムであって、この好ましい状態を維持することなのです。

品質への取り組み

お客様によりゆるぎない「安心」をお届けするために、
ヤマトサービスでは厚生労働省が定めた仮設構造物の安全性を審査する(社)仮設工業会の構造基準、使用基準に則した
厳しい品質管理体制を実現しています。

厳しい管理体制

当社では経年仮設管理での不良部材選定を行っております。機材センターへの搬入・搬出時はもちろん、定期的に「選定」「整備」「修理」「廃棄」を行うことで、より高いレベルでの品質管理に努めています。

機材選別の流れ

選別

対象となる機材は、現場より返却されたもの。機材センターからの移送の前には必ず選別を行います。これら機材の選別にあたっては、本社(大郷)および仙台南支店(名取)機材センターの管理専任者が変形・損傷・さび等の程度により、良・不良の判断をいたします。

整備・修理

返却された機材に関しては、変形・損傷・さびといった選定基準以外にも、コンクリート等付着物の除去・注油などを行い、 常にベストと思われる状態を保つ整備を。曲り、へこみといった変形の矯正や再塗装、部品の交換等により再使用できる機材に関しては、復元作業を行います。

性能試験

選別は(社)仮設工業会の構造基準・使用基準に則して行っていますが、「外観からの判別が難しい機材」「強度等性能に不安が認められる機材」に関しては、定期的に性能試験を実施しています。そのほか入れ替えを行った新しい機材や使用期間が長期に渡る機材に対しても、(社)仮設工業会に対象となる機材を送りそこに判定を委ねることで、自社内外のダブルチェックを行っています。

廃棄・表示

選別の際に劣化が認められた機材のうち、整備・修理を行って再使用できるものはおよそ1/3以下。業務を支える大切な材料ですが、あってはならない「万が一」を防ぐため、ためらうことなく入れ替え作業を行います。これら機材は構内の廃材置き場に分離され、一定期間後に廃棄処分に。また、整備・補修を行った結果、再使用が可能となった仮設機材については、確認を容易にするための印を施します。

経年仮設機材管理基準適用工場

対象となる機材は、現場より返却されたもの。機材センターからの移送の前には必ず選別を行います。 これら機材の選別にあたっては、本社(大郷)および仙台南支店(名取)機材センターの管理専任者が 変形・損傷・さび等の程度により、良・不良の判断をいたします。

本社(大郷)機材センター

くさび式ユニット足場業界ではトップレベルの広大な機材センター。経年仮設管理者講習を終えたフォークリフト運転免許取得者が場内を管理し、整理整頓の徹底に努めています。

仙台南支店(名取)機材センター

機材保有量の拡大はもちろん、拠点を2箇所に増やすことで、県内エリアへの業務対応力、スピード性をさらに強化致しました。

枠組み足場

鋼材で作成された、門型の枠組を中心とした仮設足場材。枠組のほかには、筋交、鋼製布板、ジャッキベース、階段枠、手摺などを組み合わせて足場を構築します。通常は建築物の壁面に沿って組み上げられます。大きなフラット面の足場として組まれるケースが多く、建物が複雑な形状の場合は単管、クランプなどを使用して補足的に組む場合もあります。構成される材料は(社)仮設工業会の認定基準をクリアしたもので組まれることが大半です。

作業の流れ

10のステップを的確に行い、「安全」「品質」「マナー」の徹底に努めています。

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